マルコによる福音書5章8節
- Pastor

- 2025年6月25日
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それは、イエスが、「けがれた霊よ、この人から出て行け」と言われたからである。
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ゲラサ人の地で、主イエスはけがれた霊につかれた人と出会った。名を尋ねると、彼は「レギオン」と答えた。答えたのは彼自身ではない、彼の心に住み着く悪霊であった。「レギオン」とは、ローマ軍の最大の軍団で六千人によって編成されるものである。つまりこの人には六千にも及ぶおびただしい数の悪霊が住み着いていたのである。それ故、彼は自分の意志ではなく、悪霊に引き回され、悪霊の言うなりになっていたのである。何をしでかすかわからない。それで家族や住民たちは彼の手を鎖でつなぎ、足には足かせをかけたが、引きちぎり砕いてしまって、何の用も足さなかった。そして彼は墓場に住んで、叫びながら山を駆け回り、石で自分の体を傷つけていた。住民が危害をこうむることもあっただろうが、一番の被害者はこの男自身だった。
主がこの男と出会うなり、「けがれた霊よ、この人から出て行け」と言われた。すると、彼は大声で「いと高き神の子イエスよ、あなたは私と何の係わりがあるのですか。神に誓ってお願いします。どうぞ、私を苦しめないでください」と叫び、「われわれを追い出さないでください」と彼の心に巣食う悪霊たちは嘆願したのである。しかし主はそれを許さなかった。追い出された悪霊たちは、二千頭の豚の群れの中に入り、驚いた豚の群れは駆け出し、ガリラヤ湖になだれ落ちてしまったという。男は正気にもどって、「私にお供をさえてください」と言った。しかし、主は「家族のもとに帰り、神があなたに身になしてくださったみわざを語りなさい」と言われた。彼はきっと、長い間苦しめた家族のために働き、支え養う者となったにちがいない。
今日も、悪霊が暗躍して、人を暴れさせ、家族や周囲の人たちを傷つける行為を仕向けている。しかし、主イエスの前には悪霊たちは太刀打ちできない。悪霊に翻弄されることがないように、主イエスを心にお迎えし、主と共に歩む者でありたい。






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