ヨハネによる福音書12章24節
- Pastor

- 2023年12月30日
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よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
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このみ言葉は、アンドレイ・ジイド著『狭き門』の、確か表題の裏側に記されたみ言葉である。三浦綾子の小説にも採用されていて、世間でもよく知られたみ言葉である。
このみ言葉は、主イエスご自身をさして言われたみ言葉であって、キリストが十字架にかかり死を遂げることによって、人類の命を贖(あがな)う、救うことができることを表わしているという予告の言葉である。
このみ言葉は、私にとって忘れられないみ言葉である。私がいよいよ学院に入学するという時、信仰生活を送っていた熊谷教会で壮行会を開いていただいた。その時、挨拶を求められ、次のように語った。「『私は伝道者になって、実を結び得ないのであれば、私は献身しません』と、神に申し上げたのです・・・」と。何故、こんなことを言ったのか、それなりの理由はあったのであるが、今思えば、何と不遜な発言だったろうと思うばかりである。その時、はなむけの言葉を下さったのは、牧師夫人である。同師がこのみ言葉を私に贈ってくださったのである。本当にこのみ言葉のとおりであった。実を結ばせるのは私ではない、神ご自身である。そこに至るためには、私は死ななければならなかったのである。ふり返って、確かに自分に死んで主に従った時に、神は実を結ばせてくださったのである。






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