ルカによる福音書15章20節
- Pastor

- 2023年9月13日
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そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。
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弟息子は思い立つと、すぐに行動に移した。故郷をめざし歩き出したのである。まだ遠く離れていたのにもかかわらず、父は弟息子であることを認め、走り寄り、抱いて口づけした。父の営む農場は相当広かったであろう。母屋から農場の入口までは、徒歩で20、30分かかったのではないか。仕事が大方終わり日が傾き始めると、父はその入口に来る日も来る日も立ち、息子の帰りを待ちわびていたのであろう。遠く離れていたにもかかわらず、息子であることを認めたという記述から容易に想像できる。抱きしめられた息子は父を引き離してひれ伏し、「父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もうあなたのむすこと呼ばれる資格はありません」と頭(こうべ)を垂れて言った。そして「雇人同様にしてください」と言う間もなく、父は全く聞いていなかったように、「さあ、早く、最上の着物を出してきてこの子に着せ、指輪を手にはめ、はきものを足にはかせなさい。また、肥えた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから」と言ったのである。父にとって息子が息子であることに変わりはなかった。
神の愛は溺愛ではない。神から遠く離れ、赦されざる罪を犯しても、何も知らなかったかのように赦し迎え入れる愛である。神のこの真の愛に触れ、包まれ、私たちは新しく生まれ変わる。






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