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ルカによる福音書19章1-2節

  • 執筆者の写真: Pastor
    Pastor
  • 2023年9月29日
  • 読了時間: 2分

さて、イエスはエリコにはいって、その町をお通りになった。ところが、そこにザアカイという名の人がいた。この人は取税人のかしらで、金持であった。


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当時、ユダヤの国はローマの統治下にあり、税金はすべてローマに納められた。その税金を取り立てるのが取税人の仕事である。それ故、取税人は、ユダヤ人からすればローマに加担する者、「売国奴」呼ばわりされていた。それに対し取税人は、同胞によって悪者扱いされれば居直って、余分に税金を取り立ててはその分を自分の懐に入れ、私腹を肥やしていたのである。ザアカイとは、まさにそのような取税人であった。人間不信に陥り、信じられるのはお金だけ。彼はそんなすさんだ生活を送っていた。ところが、イエスがエリコの町に来たという知らせを聞いて、彼の心は揺らいだ。この世の中にも信じられる人がいるのではないか。そう思えたのは、8月26日の礼拝でも語られたように、イエスの十二弟子の一人に取税人であったマタイという人がいたからである。イエスという人は、取税人仲間と一緒に食事もしたという噂も流れてきて、居ても立っても居られず、彼は一目イエスを見ようと出かけて行ったのである。


あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。

ヨハネ15:16


主の語られたこのみ言葉のように、探し求めていたのではザアカイではない。主ご自身が彼を探し求めていたのである。そのことが、この後の展開によって明らかにされてゆく。




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