ルカによる福音書22章59-61節
- Pastor

- 2024年3月15日
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更新日:2024年11月23日
「ペテロの否認」
約一時間たってから、またほかの者が言い張った、「たしかにこの人もイエスと一緒だった。この人もガリラヤ人なのだから」。ペテロは言った、「あなたの言っていることは、わたしにわからない」。すると、彼がまだ言い終らぬうちに、たちまち、鶏が鳴いた。 主は振りむいてペテロを見つめられた。そのときペテロは、「きょう、鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と言われた主のお言葉を思い出した。
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バッハの「マタイ受難曲」では、このペテロの否認の場面は、すすり泣くようなバイオリン・ソロに載せて、アルトのアリア「あわれんでください、神よ」が歌われる。涙なしにこの演奏を聴くことはできない。
「主のためには死をもいとわない」と豪語したペテロであったが、彼に向かって、主は「あなたは鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と予告したのである。その予告どおり、ペテロは三度「主を知らない」と言って主を否み、その直後に鶏が鳴いた。その時、主はペテロの方をふり向かれた。その目は、決してさげすむ、さばきの目ではなかった。主は三度の否認の予告をされた後に、「あなたの信仰がなくならないように祈った」と言われたように、ゆるしとあわれみのまなざしであった。今日の私たちに向かって、主はきっとこのように言われるであろう。「一度や二度裏切ったぐらいで、へこむことはない。あなたの信仰がなくならないように祈ったのだから。あなたは何度でもやり直しがきく。何度倒れようとも、私はあなたを何度でも立ち上がらせる」。






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