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創世記19章16節

  • 執筆者の写真: Pastor
    Pastor
  • 2月2日
  • 読了時間: 2分

彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。


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ロトとその家族の住む、退廃した町ソドムとゴモラを、「これから滅ぼしに行く」と聞いたアブラハムは、「その町に十人の正しい人がいても、その町を滅ぼすのですか」と言って主に喰い下がった。すると、主は「その町に十人正しい人がおれば、その人たちのために町を滅ぼすことはしない」と約束された。ところが、その町には、十人すら神を畏れ正しく生きようとする人がいなかった。19章は、ソドムとゴモラの滅亡が描き記されているが、それに先立って、ロトとその家族をその町から脱出させられたことが記されている。アブラハムのとりなしの祈りを聞かれ、ロトとその家族に主の御手がさし伸べられたのである。ところが、二人の娘婿は戯言と受けとめ、そこにとどまった。ロトもまた、そこに築いた財や富を惜しむ心があったのだろう、ためらい、一刻を争う時にもかかわらず躊躇したのである。この時点で、主は彼らをあきらめ、置き去りにされても致し方がなかったが、「主は彼にあわれみを施された」とあるように、ロトの意志にかかわらず、有無を言わさず、ロト夫婦と二人の娘の手を強く握りしめ、その町から連れ出したのである。その後も、ロトは、「山に逃げよ」と言われたにもかかわらず、体力が続かず、すぐそこにあったゾアルの町に逃げることの許しを乞い、その町に逃げ込んで命拾いした。ソドムとゴモラの町を天から火と硫黄が下され、ことごとく滅ぼされた。


ロトは主と会い、主の言葉を聞かされても、世の繁栄と富・財産があきらめきれず、主に従いきれなかった。しかし、そのようなロトも、アブラハムのとりなしの祈りによって滅ぼされることなく、救出されたのである。私たちも同じように、信仰に立てずおぼつかないことがある。それでも主は私たちを見捨てず、ただ主の愛とあわれみによって私たちを救い、導かれるのである。



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