創世記32章24節
- Pastor

- 2月7日
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ヤコブはひとりあとに残ったが、ひとりの人が、夜明けまで彼と組打ちした。
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伯父ラバンの家に身を寄せて20年の歳月が流れた。ヤコブは神の約束に従い帰郷の途についた。兄エサウの怒りは解けているか、気が気でなかった。神は、ベテルで「天の梯子」の幻を見せられたように、戦いに備えた御使いたちが群がる「神の陣営」を見させられた。誰が待ち構えていようとも恐れるには及ばないという神の約束のしるしだったのだが、依然として、ヤコブの心から兄エサウに対する恐れと慄きは消えなかった。彼は兄のもとに使者を送り、その様子を探らせた。使者からの報告は4百人の従者をしたがえ、ヤコブの帰りを待ち構えているという。一気に緊張は高まった。ヤコブは一行と財産を二つに分割した。一つをエサウに攻め取られても、一方は無事に残ると考えた。先頭には兄への贈物、しんがりには宝とも言うべき、妻ラケルとその子ヨセフを置いた。いよいよエサウと会見する前夜、一行はヤボクの渡しを渡ったが、ヤコブは渡らずに独り対岸にとどまった。そこで彼は神の御使いと出会い、「あなたが私を祝福して下さらないならば、あなたを去らせない」と言って、夜明けまで御使いをつかんで離さず、格闘した。御使いに名を聞かれ、「私はヤコブです」と答えた。彼は「押しのける者」という自らの罪性は認めた。神は彼の願いを聞かれ、兄エサウは、弟ヤコブに危害を加えることなく、彼とその家族をあたたかく迎え入れられ、帰郷を果たしたのである。きかれるまで祈りつづける。祈りは戦いである。






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