top of page

創世記50章15-21節

  • 執筆者の写真: Pastor
    Pastor
  • 2月13日
  • 読了時間: 2分

ヨセフの兄弟たちは父の死んだのを見て言った、「ヨセフはことによるとわれわれを憎んで、われわれが彼にしたすべての悪に、仕返しするに違いない」。そこで彼らはことづけしてヨセフに言った、「あなたの父は死ぬ前に命じて言われました、『おまえたちはヨセフに言いなさい、「あなたの兄弟たちはあなたに悪をおこなったが、どうかそのとがと罪をゆるしてやってください」』。今どうかあなたの父の神に仕えるしもべらのとがをゆるしてください」。ヨセフはこの言葉を聞いて泣いた。やがて兄弟たちもきて、彼の前に伏して言った、「このとおり、わたしたちはあなたのしもべです」。ヨセフは彼らに言った、「恐れることはいりません。わたしが神に代ることができましょうか。あなたがたはわたしに対して悪をたくらんだが、神はそれを良きに変らせて、今日のように多くの民の命を救おうと計らわれました。それゆえ恐れることはいりません。わたしはあなたがたとあなたがたの子供たちを養いましょう」。彼は彼らを慰めて、親切に語った。


*******


父ヤコブが亡くなり、ヨセフの兄弟たちは、かつて行った仕打ちに対してヨセフは復讐するのではないかと恐れ、伏してゆるしを乞うた。それに対しヨセフは、「私はどうして神に代われましょう。あなたがたは確かに私に悪をたくらんだが、神はそれを良きに変えられ、ヤコブの一族を救う道を開かれたのです。それ故に、何も恐れることはありません。私はこの地であなたがたとその子孫を養いましょう」と、慰めといつくしみをもって語った。神の摂理、それは神の最善の計画であるが、それを超えて何一つすることはできないことをヨセフは知っていた。また、ヨセフの兄たちに対するゆるしといつくしみは神から与えられたものであった。このように言いこのようにふるまえたのは神のわざ、神の奇跡である。


それは兄たちだけに対してではなかった。妻の狂言を信じてヨセフを投獄した侍従官ポテパル、恩に報いずすっかりヨセフのことを忘れてしまっていた料理長に対しても、厳しい処罰をする権限はあったであろうが、行使しなかった。寛大な心でゆるしたのである。


「だれに対しても悪をもって悪に報いず、すべての人に対して善を図りなさい」(ローマ12:17)。ヨセフは逆境の時も順境の時も神に祈り、その交わりの中で深い慰めを得、主なる神のいつくしみとゆるしの心を上よりいただいたのである。



コメント


bottom of page