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ピリピ人への手紙2章15節をいただいて

  • 執筆者の写真: 来主 珠里(July Cross)
    来主 珠里(July Cross)
  • 2023年1月15日
  • 読了時間: 3分

今年最初の教会紙の冒頭に載せられていたメッセージからデボーションをいただきました。


その昔、小学生だった頃、私は天文学者になろうと思っていました。夜な夜な星座早見盤を手にして、住んでいる小さなマンションの屋上に上りました。寒い冬は東京でも最高の星が手に取るように見えました。けれど、東京では天の川が見えるほどクリアな夜空ではなく、限界があるので、暇を見ては親にせがんでプラネタリウムに連れて行ってもらいました。誕生日などの記念日の度に、星座にまつわるギリシャ神話の本を買ってもらい、神様が星座の中に本当にいるのか確かめるために天文学者になりたいと志しました。林間学校で初めて本物の天の川を見た時の感動は今でも忘れられません。

結局、夢は叶いませんでしたが、星を知ることで神様を求める心だけが残りました。そして、その神様は、ギリシャ神話の神々ではないことも知りました。


ある兄から信仰年数が40年以上と大変長いということをお聞きしました。でも、兄が言われるのには、目が覚めたのがここ3年ほど前だと言われるのです。それまでずっと眠っていたと。


星は、"星間雲"と呼ばれる星の原材料となる雲のようなものが引力によって収縮し、分裂することによって生まれます。収縮するきっかけは、超新星爆発の衝撃波や星間雲がお互いに衝突することから起こります。それによって、密度が高くなり、中心部の温度上昇があり、星は赤外線を出す赤外線星になり、星の周囲を囲んでいるガスが消えると、私たちの目に見えるかたちの星になります。

けれど、これではまだ"完成品"ではありません。

ガスが消えた後の星の中心温度は10万~100万度で、まだどんどん収縮が続き、中心温度が1000万度で水素の核融合が始まります。この核融合で発せられるエネルギーと、星の表面から出て行くエネルギー…このふたつがつりあうと完璧な星の完成品となります。


信仰の歩みのスピードは、人それぞれだとよくいいます。

兄は「40年以上眠っていた信仰」と言われましたが、兄の思いとは裏腹に残念ながら(?)神様はそんな呑気な御方ではないように思われます。

星がまだ完成品ではない状態、つまり中心温度が10万~100万度の時、星はこの温度になるまで、収縮を繰り返し、分裂を起こし、私たちが視覚で確認できるガスの取り除かれた星へと向かって成長します。

信仰が眠っていると思われる間、神様はきちんと育んでおられ、紆余曲折な思いを抱えながら、その思いの温度が高くなり、誰から見ても神様を慕っている者として誕生した時、視覚的な星の誕生のように、神様に仕える者となるのだと思うのです。


けれど、仕えるだけではまだまだなのかもしれないと我が身を振り返って思います。

良い従者になるためには、星の核融合でエネルギーのバランスが必要なように、神様の従者としてのバランスが問われるように思います。それは兄弟姉妹だけのことを保守的に思い続けるのにも、伝道として未信者の方々に思いが偏り過ぎるのも良くなく、兄弟姉妹の方々への思いと未信者の方々への思いのバランスが均一にとれて、はじめて核融合後の星――つまり一人前のクリスチャンになれるのかもしません。


神様にお尋ねしながら、神様をまだ知らない方々に心を寄せつつ、神の家族を大切に思うというバランスのとれた健やかな光として輝いていける者とされたいと思います。






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