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マタイによる福音書9章27-31節

  • 執筆者の写真: Gates to Devotion
    Gates to Devotion
  • 2023年9月21日
  • 読了時間: 2分

イエスがそこからお出かけになると、二人の盲人が叫んで、「ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」と言いながらついて来た。

......そこで、イエスが二人の目に触り、「あなたがたの信じているとおりになるように」と言われると、二人は目が見えるようになった。イエスは、「このことは、だれにも知らせてはいけない」と彼らに厳しくお命じになった。しかし、二人は外へ出ると、その地方一帯にイエスのことを言い広めた。


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二人の盲人は「叫んで」います。信仰はなりふりかまわぬ叫びです。助けてもらうための最後の武器は叫びなのです。


家庭でも、子どもは泣き叫んで要求します。なりふりかまわない泣き叫びをします。その子どもの泣き声に長時間耐えられる人はいません。私たちはそのように造られているのです。もし子どもの泣き叫ぶ声が、いつまでも聞いていたい快いものであったらどうなるでしょうか。子どもはいつまでたってもお乳にありつけないかもしれません。母親は忙しいのです。快い泣き声を聞きながら、仕事の手を休めず、ついには、赤ん坊のことを忘れ、ミルクを与えないかもしれません。


ゴスペル・クワイヤーのメンバーの友人がいます。その人は若い時から合唱団に加わっていたので、発声訓練を受けていました。ところがゴスペルでは「その美声ではゴスペルにならない」と言われ、いわば地声で歌えと言われたそうです。

ゴスペルは黒人の魂の叫びです。「美声」で歌う歌ではないのです。


キング牧師が指導した黒人差別撤廃の運動の行動理念は「非暴力直接行動」でした。これもいわば叫び続ける運動です。指紋押印反対運動もそうでした。区役所の前で、ただただ、叫び、騒ぎ、区役所の職員を悩ませ続けたのです。そうされて、区役所の職員は困るだろうとは知っていても叫んだのです。結局は、政治が動き、廃止の方向に決定しました。歴史は、武力や暴力によるよりもはるかに有効に、叫ぶことで動くことをキング牧師たちの「非暴力直接行動」は教えました。それは世界を変えた政治運動の手法だったのです。


この手法は、韓国も、東欧も変え、ドイツも統一させ、ついに南アフリカのアパルトヘイトも撤廃させました。

空腹の赤ん坊は泣き続けることでミルクを獲得するのです。


「憐れんでください」という盲人の叫びは、救いという人間回復を獲得しました。子供が泣き叫ぶことで、母親がその求めに応じ、夜中でも目を覚まして乳を与えるように、神をして、私たちの叫びに耐えられなくする、それが信仰です。


お上品な信仰ではないのです。




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