マルコによる福音書15章14-15節
- Pastor

- 2025年8月7日
- 読了時間: 2分
ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると、彼らは一そう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。それで、ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。
*******
裁判の座についたローマの総督ピラトは、あらかじめ主イエスは無罪であることがわかっていたので、何とか釈放しようという方向で裁判を進めようと考えていた。ところが、数々の訴えを浴びせられても、主は弁解するどころか、無言のままだった。なぜこんな態度をとるのだろうと不可解に思いながらも、何としても赦免しようと、過越祭に恒例的に行われた特赦を持ち出した。凶悪犯のバラバと主イエスを群衆の前に差し出し、どちらを赦すのかと問うたのである。ピラトは当然、主イエスの赦免で決着がつくとだろうと思って疑わなかった。ところが、律法学者ら扇動によって、群衆らは「イエスを十字架につけろ!」と次々に叫び出し、その声が勝った。このまま放っておいたら暴動になりかねないと危惧し、彼はやむなく、主に死罪を申し渡した。一週間前に「ダビデの子にホザナ」と熱狂し、王としてエルサレムに迎え入れた同じ群衆が、「十字架につけよ」と、主を拒絶し排斥したのである。
私たちはこの出来事を深く心にとめ、胸に手を置いて思いめぐらさなければならない。この十字架の苦しみは私のためであったということと、「十字架につけよ」と叫んだのは、私自身であると。私の罪が、主をあの十字架の苦難に追いやったのだと。






コメント